トランプ勝利に思うこと
2016年 11月 10日
昨日トランプがアメリカ大統領選挙に勝利した。
専門家も含め、ほとんど誰もが大統領選挙に勝つとは思っていなかった。
しかし、英国のEU離脱のときと同様、「そこまでは起こらないだろう」ということが現実に起る結果となった。
実は先週11/4にブログを久しぶりに更新しようと思い、次のようなことを書き出していた。
<アメリカ大統領選挙に思うこと>
来週の投票を控え、またトランプ氏が盛り返しているという。
世論調査によれば、二週間ほど前には7~8ポイントほどあった差が、現在ではほとんどなくなっているとのこと。
以前どこかのテレビ局の街頭インタビューで、一人のアメリカ人(その人は白人男性であったが、バックグラウンドまではわからない)が語っていたことが印象的だ。
彼の趣旨は、トランプのダメさ加減はわかっている、けれども、それでも一度彼にやらせてみてもよいのでは、というものだった。
変化への渇望。
そこには既存の体制への失望と嫌悪がある。
もちろん、この時点で、まさかトランプが実際に勝利してしまうとは考えていなかった。その意味で私は、アメリカの特に白人低所得者層に渦巻く不満、不安、憎悪を全く見誤っていたと言える。だが、トランプの掲げる政策(?)によっては何も変わらないと考えるひとが、つまり本質的な問題はそこにはないと考えるひとがもっと多いだろうと考えていた。